歯ぐきにできる口内炎、歯肉炎との違い、歯磨きの方法

      2017/10/15

歯肉炎と、歯茎の口内炎。どこが違うの?

こんな口内炎の治療方法を知ってますか?

口内炎の痛みを癒すために、今すぐやるべき17の治療法のリストを公開しています。

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歯ぐきにできる口内炎と歯肉炎の違い。

口内炎と歯肉炎の違い、できる原因が違う。

口内炎の原因は、ビタミン不足、外部からの刺激、疲労蓄積など、多くの原因があります。

歯肉炎はプラーク(歯垢)が原因で、歯磨きでの磨き残しのプラークが、歯ぐき(歯肉)に炎症を起こすのが歯肉炎です。

口内炎と歯肉炎は、できる原因がそれぞれ違うんです。その他にも違いがあります。

歯肉炎とは。

初期の歯周病が、歯肉炎です。

歯肉炎とは、歯周病の初期段階のことで、細菌の塊であるプラークが原因で、歯ぐき(歯肉)が炎症を起こして、赤く腫れる病気です。
歯肉炎の症状は、赤く腫れる以外に、歯肉がぶよぶよに柔らかくなったりします。
歯肉炎が悪化して進行すると、歯ぐきに膿が貯まる歯槽膿漏になってしまいます。

口内炎と歯肉炎の違い、その1、治り方が違う。

違い1つ目。
口内炎は自然に治る。歯肉炎はプラークを除去しないと治らない。

歯茎にできた口内炎の場合は、個人差はありますが、2週間もあれば自然に治ります。
歯肉炎の場合は、原因であるプラークを歯磨きで除去しないと治りません。歯磨きが不十分だと、治ってもすぐに同じ場所にできるか、自然に治らない場合もあります。口内炎と違い歯肉炎が悪化すると、歯周炎に進行し、最後は歯が抜ける恐れもあります。

口内炎と歯肉炎の違い、その2、痛みが違う。

違い2つ目。
強い痛みの口内炎。かゆいくらいの歯肉炎。

口内炎と、歯肉炎の区別の方法として、発症の過程と、痛みの違いがあります。

口内炎は、白いポチッとした炎症ができて、刺すような痛みが出ます。

歯肉炎は、歯茎全体の痛みから始まる場合が多いです。この歯肉炎の痛みは弱く、ムズムズ痒い程度の痛みです。
その他に、歯肉炎では、硬いものを噛むと歯茎から血が出たりします。歯肉炎はリンゴを噛むと血が出るって有名ですよね。歯肉炎の初期段階は、歯茎全体がやや赤く腫れ、正常な歯茎と比較して、触るとブヨっとした感じになります。

普段から口内炎ができる人なら、口内炎の痛みの特徴はわかると思いますが、普段口内炎ができない人が、突然歯ぐきに口内炎ができた時には、歯肉炎の可能性があるので注意しましょう。

口内炎で病院にいく人は少ないと思いますが、歯肉炎かなと思ったら歯科医を受診してみましょう。

歯ぐきにできる口内炎の特徴

歯茎の口内炎は、比較的に治療しやすい部分です。

歯茎に口内炎ができたことはありますか?歯茎も口内炎がよくできる部分なので、経験がある人は多いと思います。
私もよく歯ぐきに口内炎ができていますが、歯ぐきにできる口内炎は、他の部分と比較すると痛みは少ない気がしています。

噛む心配がない。

口内炎を噛む2次被害がない。

歯茎の口内炎の特徴として、舌にできる口内炎などと違って噛む心配がないこと。これはすごくありがたいですよね。
口内炎ができた部分を噛む二次被害で、口内炎がさらに悪化するという負のスパイラル。この心配が歯ぐきの口内炎ではありません。

治療薬を塗りやすい。

口内炎の治療薬が剥がれにくい。

歯ぐきの口内炎の次の特徴は、はちみつや軟膏タイプの治療薬が塗りやすいこと。
歯茎は口の中で動く部分ではないので、はちみつでも、ケナログなどの市販の軟膏タイプの治療薬を塗っても剥がれにくいです。

舌の口内炎、舌炎では塗っても剥がれるためガーゼで覆う必要があります。
歯茎の場合は、治療薬を塗ってそのままにしておくだけで長時間剥がれないので、効果が出やすい特徴があります。

食事が触れにくい。

歯茎の口内炎は、食事での痛みが少ない。

次の特徴は、歯ぐきの口内炎は食事が直接触れにくいこと。唇や舌、どうしても食事が触れてしまう部分に口内炎ができると、食事のたびに激痛と戦うことになります。

歯ぐきの口内炎では食事で痛みが少ないです。これって口内炎の中で、とってもありがたい特徴です。歯茎にできる口内炎は、口内炎特有の刺さるような痛みが少ないです。どこにできても口内炎は痛くて嫌なものですが、できる部分によっては痛みが少なくて済みます。私の経験では、歯茎は比較的ありがたい部分だと感じていますが、いかがでしょうか?

歯ぐきに口内炎ができた時の歯磨きの方法

歯の磨き方にコツがあります。

口内炎ができたら、口の中と歯を清潔にする。歯磨きは口内炎治療の基本です。
歯茎に口内炎ができると、歯に近いため歯ブラシで歯を磨くと口内炎に触れてしまします。優しくそっと歯ブラシで磨いても、口内炎に触れると激痛です。
強く歯ブラシを当てると、口内炎を傷つけ血が出たり、さらに悪化する原因になります。

歯茎の口内炎、秘密兵器があります。

秘密兵器は、つまようじ。

口内炎を傷つけるのが嫌でも、歯を磨かないと細菌、雑菌が増えて、口内炎が治りにくくなります。そんな時にどうすればいいか。
ズバリ、「爪楊枝(つまようじ)」です。
私は、歯茎に口内炎ができて、歯ブラシが当たりそうな時は、口内炎付近は爪楊枝で歯磨きをしています。

奥歯だと結構大変ですが、前歯だと爪楊枝で簡単に磨けます。もちろん便利な専門の歯磨き道具は色々売っています。でも爪楊枝だけで十分綺麗に磨けるもんです。

口内炎付近を歯ブラシで優しくそーっと磨いた後に、爪楊枝で丁寧に磨く。これで、口内炎を傷つけることなく歯磨きができて、口の中を清潔にできます。一人暮らしの方でも、歯茎に口内炎ができたらコンビニの箸についてる爪楊枝を歯磨きまでとっておくと便利ですよ。

歯磨き粉の成分によっては、口内炎に悪影響があります。口内炎ができる人は、歯磨き粉の危険成分のラウリル硫酸ナトリウムを確認してくださいね。

口内炎ができたら、口の中と歯を清潔にする。歯磨きは口内炎治療の基本ですね。

こんな口内炎の治療方法を知ってますか?

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